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経済

2019年11月20日

来年のゴム手袋輸出、14%増を予測=業界団体

 
 マレーシア・ゴム手袋製造業者協会(MARGMA)は、2020年のゴム手袋輸出が206億8000万リンギ(約5400億円)となり、19年見込みの182億リンギから13.6%増加すると予想している。国営ベルナマ通信が伝えた。
 
 デニス・ロー・ジャウ・フー会長は、アジアとアフリカでゴム手袋需要が急増していると説明。19年の世界需要は3000億枚で、今後は年平均12%伸びるとの見方を示した。
 
 マレーシアはゴム手袋生産で世界首位。年産能力は1880億枚で、世界全体の63%を占める。19年1〜8月の輸出は前年同期比2.4%減の1130億リンギと落ち込んだが、フー会長は年末にかけて増えるとしており、通年では前年を上回るだろうと述べている。
 
 一方で同会長は、天然ゴムや天然ガスの価格上昇に加え、各種規制に対応するための費用を考えると、製造コストは今後上昇する可能性があると指摘。そのため20年は販売価格が引き上げられる可能性があるとしている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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