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経済

2019年9月20日

トムソン・イーストコースト線の最初の3駅、1月に開業

 
 コー・ブンワン運輸相は9月19日、マンダイ車庫を訪問した際の会見で、シンガポール6つ目のMRT(地下鉄・高架鉄道)であるトムソン・イーストコースト線(TEL)の北部3駅が来年1月末の春節前に開業すると発表した。当初予定の今年のクリスマス前より遅れた。
 
 3駅はウッドランズ・ノース、ウッドランズ、ウッドランズ・サウスで、ウッドランズは南北線とのインターチェンジ駅。TELは北部からアッパー・トムソン、オーチャードを経由してビジネス街のシェントン・ウエー、マリーナ地区に至り、そこから東海岸沿いにカトン・パーク、マリーン・パレード、ベイショアなどを経てスンガイ・ベドックが終着駅。駅舎の出入り口もこれまでより多くする。全面開通を待たず段階的に開業することで、利用者の便を図る。
 
 TELは全長43キロ、32駅で、全面開通は2024年の予定。ウッドランズから北に延伸し、隣国ジョホール州のジョホールバルと連結される計画だが、マレーシア政府の要請で棚上げされている。
 
 マンダイ車庫はTEL用の車庫で、2階はバス車庫。車両を自動的に検査する線路、コントロール室にいながら作業員と同じ目線で作業内容を見ることのできるハイテク通信機器を備える。屋上には約6,000枚のソーラーパネルを敷設した。年間最大1,940メガワットの電力を生産する。

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