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日系企業・社会

2019年9月18日

病院運営コロンビアの東南ア事業、ホンリョンが買収

 
 金融大手ホンリョン・フィナンシャル・グループは、プライベートエクイティファンドである米TPGとの合弁会社を通じ、東南アジア3カ国で病院運営を手がけるシンガポールのコロンビア・アジア・ヘルスケアを12億米ドルで買収する。
 
 三井物産が約26%を出資するインターナショナル・コロンビアUS(ICU)から株式を取得することで合意した。現地報道によると、ホンリョンが病院運営に参入するのは初めて。この分野で経験の多いTPGと組むことにより、東南アジアの医療需要を取り込むとともに、事業規模を拡大させたい考えだ。
 
 買収対象となるコロンビア・アジア・ヘルスケアはマレーシアに病院12カ所、インドネシアに病院3カ所、ベトナムに病院2カ所とクリニック1カ所を展開。合計の病床数は約1400床に上る。年内に買収手続きを終える予定。なおコロンビア・アジア・ヘルスケアの買収にはマレーシアのサイム・ダービーや米ジェネラルアトランティックも名乗りを上げていたと伝えられている。
 
 一方、ICUはもともと東南アジアとインドで病院事業を展開していたが、今回は東南アジア事業のみ売却。11病院、1200床のインド事業は残し、引き続きアジアで医療需給ギャップの解消に貢献していきたいとしている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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