シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP売れ残り住宅は3万戸超、消化には4~5年が必要

経済

2019年9月16日

売れ残り住宅は3万戸超、消化には4~5年が必要

 
 不動産デベロッパー協会(REDAS)のチア・ギアンホン会長は9月13日の協会の集まりで、民間住宅の売れ残りは3万5,500戸あり、国有地売却入札で落札された土地で建設される住宅、これまでに建設許可の出た住宅を加えると、4万3,000戸の民間住宅が市場に供給されることになるが、消化されるまでに4~5年を要するとの見通しを示した。
 
 チア氏によると、新築民間住宅の販売は精彩を欠いており、上半期の成約戸数は4,188戸だった。通年の販売戸数は8,000戸が予想されるという。また「住宅開発業者として、供給戸数が多い割に需要低迷という今の状況は厳しい」とも述べ、政府に既に懸念を伝えてあるという。
 
 チア氏はさらに、長期的視野からの事業計画が必要と強調。東南アジア、アジアでは急速に都市化が進んでおり、建築技術ニーズも高まっていると、海外市場にも関心を払うよう呼び掛けた。

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