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経済

2019年8月29日

損害保険業界の収入、上期は1%減の89億リンギ

 
 マレーシア損害保険協会(PIAM)によれば、2019年上半期の損害保険業界の収入保険料は前年同期比1.4%減の89億2000万リンギ(約2240億円)だった。自動車保険は0.2%減の41億8000万リンギでほぼ横ばいだったが、火災保険が2.5%減の17億3000万リンギに縮小した。
 
 PIAMは、損保業界が普及率の低さと保険金支払額の高さという2つの課題に直面していると説明。保険料の国内総生産(GDP)比は18年に1.23%で、世界平均の3%を大幅に下回り、普及率が低いことが分かる。一方、医療コストが毎年2桁増加する中で、医療保険の保険金支払額は増大。また交通事故による死亡者数は減少傾向にあるものの、交通事故の件数は増加しており、自動車保険の保険金支払額も増大している。
 
 競争激化で1契約当たりの保険料は低下。自動車保険の保険料は15年に平均611リンギだったが、18年には4.4%低下して584リンギとなっている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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