2Qのサービス業売上高、2.8％増に減速

 
　シンガポール統計局が8月27日発表した2019年第2四半期のサービス業売上高指数（卸小売り、ホテル、外食サービスを除く、14年＝100）は118.9となり、前年同期から2.8％上昇した。上昇は11四半期連続だが、上昇率は前四半期の3.4％から縮小。17年第4四半期の9.2％をピークに6四半期連続で伸びが鈍化している。
 
　前年同期比では全7分野がプラス。ただ、金融・保険の上昇率は4.0％と、前四半期の7.0％から減速し、2年ぶりの低さだった。ほかにも情報・通信が3.2％と3年ぶりの低水準となり、ビジネス・サービスは0.1％と伸び悩んだ。一方、伸び率が最も高かった運輸・倉庫は5.6％と、前四半期の3.3％を上回る伸び。海運と空運の需要増が寄与した。
 
　前期比（季節調整なし）では全体の指数が0.1％低下。7分野のうち3分野で指数を下げ、教育が10.6％低下、娯楽・個人サービスが8.3％低下、金融・保険が2.5％低下だった。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）