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経済

2019年8月21日

太陽電池の中国・隆基、サラワク工場拡張に5億リンギ

 
 太陽電池製造の世界大手である中国の隆基緑能科技は、サラワク州クチンのサマジャヤ自由工業区(SJFIZ)にある生産拠点の拡張に5億リンギ(約127億円)を投じる。ザ・スター・オンラインが19日付で伝えた。
 
 同社は中国以外での生産をサマジャヤに集中。需要が旺盛なことから第3工場を建設する。6月末に着工しており、来年3月までの稼働開始を目指す。同工場の太陽電池年産能力は1.25ギガワット(GW)。第1、第2工場を合わせたサマジャヤ拠点の年産能力を3.38GWとし、現時点から約60%引き上げる。
 
 サマジャヤ工場からは従来、北米や欧州に輸出していたが、現在は韓国や台湾、ベトナムへの輸出も開始している。
 
 同社は、原子配列を規則的にそろえた単結晶シリコン太陽電池を製造。多結晶に比べて発電量や耐久性に優れるとされる。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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