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経済

2019年7月15日

ペトロナス、再生可能エネルギー分野への投資計画

 
 国営石油ペトロナスは、再生可能エネルギー分野への投資を計画している。ワン・アリフィン社長兼最高経営責任者(CEO)が10日明らかにしたもので、太陽光や風力、バイオマス(生物資源)発電を視野に入れている。石油・ガス分野を中核事業としつつ、新たな成長事業を確立したい考えだ。ニュー・ストレーツ・タイムズが11日付で伝えた。
 
 アリフィン氏は、電力需要が高まる中、安全で安く持続可能性の高い方法で電力を供給するため、ペトロナスはさまざまなエネルギー分野に投資するとコメント。既に動き出した案件もあり、今年4月にはアジアで太陽光発電事業を手がけるシンガポールのアムプラス・エネルギー・ソリューションズ(Mプラス)を買収すると発表している。
 
 同氏は、ペトロナスが再生可能エネルギー分野に投資することで、2030年までに二酸化炭素(CO2)排出量を45%削減する政府目標の一助にもなるとコメント。この高い政府目標を達成するには、エネルギー分野を抜本的に変える必要があると強調した。
 
 一方でアリフィン氏は、資源開発などの上流工程に今年は300億リンギ(約7870億円)を投じる方針を説明。うち半分は国内に投じるとしている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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