5月の流通業売上高7％増、自動車好調で伸び加速

 
　マレーシア統計局が12日発表した2019年5月の流通業売上高は、前年同月比6.8％増の1108億リンギ（約2兆9200億円）だった。伸び率は前月の5.6％を上回り、2カ月連続で加速。3部門全てで伸びが拡大し、特に自動車が9カ月ぶりの高い伸びだった。
 
　部門別では、金額が最大の卸売りが5.5％増の533億リンギと、前月の5.3％増から加速。小売りも7.8％増の441億リンギと、前月の伸びを上回った。自動車は9.1％増の134億リンギとなり、タックスホリデー（免税措置期間）だった18年8月以来の伸びとなった。
 
　一方、5月の流通業販売量指数は前年同月比で6.2％上昇。前月（5.2％上昇）から伸びが拡大した。内訳をみると卸売りが3.5％、小売りが8.4％、自動車が9.1％それぞれ上昇した。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）