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経済

2019年5月8日

3月の輸出0.5%減、電気・電子製品やや減少

 
 マレーシア統計局が3日発表した貿易統計によると、2019年3月の輸出額は前年同月比0.5%減の840億リンギ(約2兆2400億円)だった。前年同月を下回るのは2カ月連続。全体の4割近くを占める電気・電子製品が約2%減少したことで全体を押し下げた。
 
 輸出を品目別にみると、電気・電子製品が1.9%減の312億リンギに落ち込んだ。またパーム油・パーム油製品は10.2%減の54億リンギで2桁減となった。原油は33.5%減の24億米ドル。単価が2.7%上昇したものの、輸出量が35.3%減少した。一方、石油精製品は16.2%増の50億リンギで2桁増。輸出量が3.1%増えたほか、単価も12.7%上昇した。
 
 最大の輸出先は中国で11.8%増の117億リンギ。電気・電子製品が6.9%増の49億リンギで42%を占めた。次いで輸出額が大きかったのはシンガポールで、6.9%減の105億リンギ。電気・電子製品の輸出は8.2%減の46億リンギだった。
 
 輸入額は全体で0.1%減の697億リンギと2カ月連続のマイナス。貿易収支は143億リンギの黒字だった。輸入は資本財が11.8%減の83億リンギに減少。ただ中間財が3.2%増の380億リンギ、消費財が10.5%増の59億リンギに増えた。
 
 1〜3月は輸出額が前年同期比0.7%減の2360億リンギ、輸入額が2.5%減の1991億リンギ、貿易収支が369億リンギの黒字だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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