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経済

2019年4月23日

ブギス駅近くで大型不動産開発、名称はミッドタウン

 
 不動産開発大手のグオコランドは4月22日、ビーチ・ロード/オフィア・ローチャー回廊地域で大規模不動産開発に乗り出すと発表した。名称は「グオコ・ミッドタウン」。
 
 30階建てオフィスビル、200戸を有する住宅棟、保存指定の3階建て旧警察署を改修した建物、および公共スペースで構成する複合施設となる予定だ。ミッドタウンとブギスMRT駅、シティーホール、マリーナ・センターには歩道ネットワークが構築される。
 
 海外の首都のミッドタウン(町の中央部)からヒントを得たコンセプトの事業で、シンガポール業務部門のチェン・シンヤオ社長は、ショッピング、文化、娯楽、高級オフィスが混在するロンドンやニューヨークを引き合いに出し「文化的施設や商店など多様なものが存在する場所が、純粋なオフィス街より、働く者に魅力がある」と説明した。
 
 オフィス賃貸では新方式を導入する。テナントのニーズに応じオフィス面積を増やす、あるいは減らすことが可能な方式で、オフィス賃貸面積の15%をこの方式にする。イノベーションに携わるチームのため本社とは別のオフィスを用意したいと考える多国籍企業や、業務を一気に拡大する可能性のあるスタートアップを考慮した賃貸手法だ。
 
 ビーチ・ロード/オフィア・ローチャー回廊は、商業地区のマリーナ・ベイ、ラッフルズ・プレースを補完する役割を担っており、ミッドタウンはこれに沿った開発事業だ。

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