ペトロナスが太陽光発電に参入、シンガポール社を買収

 
　国営石油会社ペトロリアム・ナショナル（ペトロナス）は4月15日、インド業務を中核とする、シンガポールに拠点を置く太陽光発電のアンプラス・エナジー・ソリューションズ（通称Ｍ＋）をアイ・スクエアド・キャピタルから買収すると発表した。アンプラスはインドのほか、中東、東南アジアで太陽光発電システムの屋上・地上設置に携わっている。
 
　同日の声明でペトロナスのワン・ズルキフリー最高経営責任者は「石油・ガスの枠を超え新エネルギー分野に参入する一歩で、再生可能エネルギー業務を強化する」とした。
 
　ペトロナスが海外の再生エネルギービジネスに参入するのは初めて。不安定な原油価格を背景に、ペトロナスは再生可能エネルギー分野への参入を1年前から表明しており、マラ工科大学の投資部門、UiTMホールディングスとはキャンパスにおける大規模太陽光発電の推進で合意している。