2019年3月26日
ダッソー・アビアシオン、スバン空港を拠点に業務拡大
ミラージュ・シリーズで知られるフランス最大の軍用機メーカー、ダッソー・アビアシオンはスバン空港を拠点に、東南アジアにおける航空機保守・整備・オーバーホール(MRO)業務を拡大する方針だ。
アジア太平洋地域社長のジャン・ヤコブ氏はランカウイ国際海事・航空宇宙展示会の開幕に合わせ発表した声明で、シンガポールのセレター航空宇宙団地もMRO拠点として検討したが、スバン空港は土地面積があるため将来の業務拡大が可能なこと、マレーシア政府が航空宇宙業を戦略的産業に位置付けていることから、マレーシアを選んだと述べた。
ダッソーは民間機ではファルコン・シリーズを生産している。MROではビジネスジェット向けにサービスを提供している。
東南アジアで利用されているビジネスジェットは約200機で、60機がマレーシア、50機がシンガポール、48機がインドネシアに登録されている。
ダッソーはエグゼクジェット・アビエーション・グループのMRO部門を買収しており、スバン空港にあるマレーシアのMRO業務も買収した。この能力を強化し、業務拡大につなげる。