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経済

2019年3月25日

パシ・リス駅隣接地での開発事業、クオック・グループが発表

 
 パシ・リスMRT(地下鉄・高架鉄道)駅に隣接する国有地(借地権99年)を落札した、オールグリーン・プロパティーズとケリー・プロパティーズの共同企業体は開発案を発表した。地下1階、地上2階のショッピングモールと、集合住宅480戸の高層ビルを建設する。バスインターチェンジ、診療所、市民広場と一体化した施設で、通勤だけでなく地域住民が余暇に集う場ともされる。
 
 落札額は7億Sドル弱(約569億円)。開発後の延床面積1平方フィート当たりでは684.48Sドル(約56,000円)だが、公共施設を除外した床面積当たりでは840.86Sドル(約68,300円)になる。
 
 オールグリーン、ケリーとも、マレーシアの砂糖王と称されるロバート・クオック氏が経営するクオック・グループ企業。土地入札にはほかに、ファー・イースト・オーガニゼーション、および政府系シンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)と鹿島デベロップメントの共同企業体が応札した。
 
 コンセプトプランの審査を通過した事業体が、応募価格を競う2次審査に進める方式で、SPH・鹿島のチームは2次審査に進めなかった。
 
 ファー・イーストの応募額は6億6,778万Sドル(約542億3,710万円)で、1番札をわずかに下回った。

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