ペトロナス、今年の投資額7％増の5百億リンギ

 
　国営石油ペトロナスは今年、500億リンギ（約1兆3590億円）を設備投資などの資本的支出（CAPEX）に振り向ける。ワン・アリフィン社長兼最高経営責任者（CEO）が先週の記者会見で明らかにしたもので、昨年実績より6.8％増やす。再生可能エネルギーや特殊化学など新事業の基盤作りを行うとしている。ザ・サン・デイリーが伝えた。
 
　アリフィン氏は、ペトロナスが太陽光パネル大手の買収を検討しているとの報道に関する記者団からの質問に対し、同社が国内外で新たな事業機会を模索する計画の一環だと説明し、検討している事実を認めた。投資は国内外で検討しており、インドも対象の一つになるとした。
 
　同社の昨年のCAPEXは468億リンギで、前年より5％増えた。とりわけ資源開発など上流工程に多くを投じたとしている。
　なお同社は、今年の原油価格が1年を通して1バレル当たり平均66米ドルになると予想。昨年実績の52米ドルを27％上回るとみている。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）