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経済

2019年2月27日

大卒者初任給は平均3,500ドル、最高はIT技術者の4,100ドル

 
 大学新卒者の昨年の初任給(中央値)は月3,500Sドル(約28万8,735円)で、前年の3,400Sドル(約28万7,350円)を上回った。最高額は、コンピューティング、ビジネス分析、情報セキュリティーなど情報技術(IT)、デジタル技術専攻の卒業生で4,100Sドル(約33万6,610円)だった。
 
 シンガポール国立大学、南洋理工大学、シンガポール経営大学、シンガポール社会科学大学の新卒者1万1,200人を昨年11月、調査した。
 
 本採用でフルタイムの職に就いた者の割合は81.2%。パート労働、契約労働、フリーランスを含めた就労者の割合は90.2%。就職先を見付けられない者の割合は前年より2.1ポイント低下した。就職先を見付けた者の多くは就業体験時にオファーを受けていた。
 
 本採用での就職率が高いのはIT・デジタル工学課程の卒業生で91.7%。次いで工学部の卒業生が84.1%、健康科学が83.4%、経営が89.7%、建築が87.3%。人文・社会科学、科学、芸術・デザイン・メディアは70%前後だった。賃金が最も低いのは芸術・デザイン・メディアの3,000Sドル(約24万6,300円)。
 
 賃金で2位は工学課程卒業生の3,600Sドル(約29万5,560円)。次いで健康科学の3,489Sドル(約28万6,447円)、経営の3,450Sドル(約28万3,245円)だった。
 
 調査は毎年、卒業試験から6カ月後に実施している。学業日程の違いから、シンガポール工科・デザイン大学とシンガポール工科大学は別個に調査を行っている。

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