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経済

2019年2月19日

通信アクシアタ、隣国携帯3位の全保有株売却

通信大手アシアタ・グループは2月15日、シンガポールの携帯通信3位、M1の全保有株を売却すると発表した。シンガポール市場から撤退する。同国の企業連合から受けた買収提案に合意した。売却額は16億5,000万リンギ(約45億円)、売却益は1億2,650万リンギを見込む。
 

シンガポール子会社を通じて保有する全28.7%を売却する。売却先は同国の複合企業ケッペル・コーポレーションと、新聞大手シンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)の企業連合。両社合計で既にM1株の34.4%を保有しており、追加購入した後の出資比率は6割を超える。
 

ケッペルは買収後、自社が展開するガスや電力などの事業とM1の通信事業を融合させたい考え。同業2位のスターハブと競争が激化するなか、サービスを強化する。
 

アシアタは2005年からM1に出資。直近10年では総額11億リンギ(約298億円)の配当を得ていた。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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