2018年11月26日
シンガポール、来年以降の新車販売は2桁減少、フィッチ見解
フィッチ・ソリューションズは、シンガポールにおける新車販売台数は来年、さらに減少し、2021年に底を打つとの見通しを示した。
今年の新車登録台数は前年比11%の減少が見込まれているが、フィッチ・ソリューションズは、来年は20.1%減少し、2020年と21年はそれぞれ25.4%減少すると予想している。これが実現すると、21年の登録台数は4万6,000台で、最近の最高だった17年の11万6,148台の半分以下になる。
フィッチは減少予想の根拠として、自動車販売は一定の波があり現在は下降局面にあることを挙げた。
賃金上昇でシンガポールの消費市場は上向いているが、貿易摩擦、金利上昇、輸入インフレを背景に、消費者は新車など高額の買い物を控える可能性が高まるという。