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社会

2018年10月24日

家電のダイソン、電気自動車をシンガポールで生産へ

羽根なし扇風機など家電メーカーのダイソンがシンガポールで電気自動車を生産する。工場建設地は未公表。

 

創業者のジェームズ・ダイソン氏が9月、リー・シェンロン首相と会った際、生産計画を伝えており、首相が10月23日のブログへの投稿で取り上げた。工場は12月に着工し、2020年に完工の予定。自動車は21年に売り出す予定だ。

 

工場は2階建てで、自動化技術を採用する。電気自動車部門には400人の人員を既に揃えており、総額20億ポンド(約3,000億円)を投資するという。

 

ダイソンの広報担当者は「これまで蓄積した技術を集積し、電気自動車として結実させる」と説明した。

 

シンガポールでは1960年代に乗用車の組み立て生産が行われたことがあるが、低コスト国に押され、80年代には自動車生産業は消滅した。

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