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社会

2018年10月24日

保険のプルデンシャル、定年を廃止

プルデンシャル・シンガポールは10月1日付で62歳定年制を廃止した。社員1,100人は希望する年まで働くことができる。

 

ブラックバーン最高経営責任者は、シンガポール国民の平均寿命が83.1歳と伸びており、100歳をうかがう流れになっていることを指摘。「62歳で退職すると、定年後の生活が40年近くになるケースも出てくる。生活資金が底をつく」と述べた。

 

こうした事情を考慮し定年制の廃止を決めたという。社員は業務を満足にこなせる限り、プルデンシャルで働き続けることができる。このため、定年後の再雇用と異なり、新制度では62歳を超えても給与は変わらず、手当も受けられる。

 

また高齢社員には技術訓練の機会を提供し、体力を考慮し柔軟な勤務体制を整える。ブラックバーン氏は、長年勤めた社員は経験、知識が豊富で、会社にとっても貴重な財産だと述べた。

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