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社会

2018年9月10日

慢性病患者は男性に多い=シンガポール住民健康調査

シンガポール居住者のうち男性の10人に4人強は太りすぎで、慢性病の患者の割合も女性より高いことが、保健省が2016-17年度に実施した調査から分かった。

 

調査対象は3,000人で、年齢18~69歳の男性のうち、43%は太りすぎ、または肥満体だった。女性ではこの割合は29%。

 

喫煙者の割合は、男性が21%、女性が3%。度を越した飲酒の癖があるのは、男性が13%、女性が5%。

 

男女を含めた、度を越した飲酒者の割合は01年の2.2%に対し、今回の調査では9%に上昇しており、保健省は「注視の必要がある」としている。

 

保健省は1,100人については健康調査も行った。高コレステロールの人は、男性で41%、女性で27%。高血圧の人は、男性が24%、女性が20%で、糖尿病は男性が10%、女性が7%だった。

 

保健省が10年に実施した調査との比較では、高血圧の住民の割合は18.9%から21.5%へ、高コレステロールの住民の割合は25.2%から33.6%へ上昇した。以前は調査手法が異なるため、単純比較はできないが、高血圧、高コレステロールの住民が増加していることは確かだという。

 

社会の高齢化と太りすぎの住民の増加が原因と考えられるという。高齢になると慢性病になる可能性も高まるからだ。

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