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経済

2018年6月4日

シンガポール、3月期決算の91社、黒字は60%

3月期決算を採用しているシンガポール取引所(SGX)上場企業のうち91社が5月末までに決算を公表した。純利益の合計は前期比38%増の91億Sドル(約7,400億円)で、黒字が61社、赤字が30社だった。

 

黒字会社のうち赤字から黒字に転換したのは8社、増益は36社、減益は17社。赤字会社のうち、黒字から赤字に転落したのは10社、赤字拡大が9社、赤字縮小が11社だった。

 

業績が顕著に改善したのは郵便・物流のシンガポール・ポスト(シングポスト)で、純利益は3倍強の1億2,640万Sドル(約103億円)。

 

ほかに業績が大幅に改善したのは、シンガポール航空(SIA)、シンガポール・テレコム(シングテル)、空港地上業務・機内食のSATS、娯楽関連のmm2、アンユージュアル・グループおよび複数の不動産投資信託(REIT)。

 

純利益トップはシングテルで54億5,140万Sドル(約4,400億円)と傑出していた。2位はSIAの8億9,290万Sドル(約730億円)、3位アセンダスREITの4億6,800万Sドル(約382億円)。

 

以下、2億6,150万Sドル(約213億円)のSATSから11位のシングポストまで、1億Sドル(約81億円)以上の純利益を上げた11社は、メトロ・ホールディングス(1億5,650万Sドル)を除きすべて政府系企業。5位から8位はメープルツリーのREIT。

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