2018年5月15日
建設現場など職場での死傷事故、高所での作業に注意を
ザキー・モハマド閣外相(人材開発担当)は5月14日、オーチャードの西方に位置するダンディー・ロードの建設現場を予告なしに視察した。職場での安全確保を事業者に求める執行業務の一環。同省は年間1万6,000カ所の職場を臨検しており、うち約3,000カ所は建設現場。
ダンディー・ロードの建設現場は高所作業での安全確保に問題があり、人材省は高所での作業停止を請負業者の中国系チャイナ・ジンジェ・コンストラクション・エンジニアリング(シンガポール)に命じる。
ザキー・モハマド氏によると、今年は5月13日までに11人が職場での事故で死亡した。うち6人は建設現場での事故で、3人は高所から落下した。
今月起こった事故では、ウッドランズの建設現場でインド出身の男性が死亡。キャンベラ・ストリートの建設現場では中国出身の男性が死亡した。前年同期の死亡者は8人で、建設現場での事故死は1件。
同省は建設現場での事故防止に向け、4月から5月初旬にかけ200カ所を検査しており、この先3~4週間以内にさらに500カ所を検査する。
今年はこれまでに2件の工事停止命令を出し、50件の罰金を命じた。規則違反に対する警告は300件。