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経済

2018年5月10日

シンガポール、MRTジュロン地域線、路線図が確定

コー・ブンワン運輸相は5月9日、総延長24KMジュロン地域線(JRL)の詳細を発表した。ジュロンは国内2つ目の中央ビジネス地区(CBD)に指定されており、交通の便をよくすることで地域開発を後押しする。ジュロン・イノベーション区も開発される予定で、これらの施設がすべて完成した際には1日50万人の利用が見込めるという。

 

JRLは地上鉄道で、2026年から順次開業の予定だ。同年にはクアラルンプール(マレーシア)・シンガポール高速鉄道も開業する。シンガポール終着駅はジュロンに建設される。通常のMRT車両より乗客容量の少ない150~200人収容の客車を採用する。3両編成を基本とするが、利用者の増加に合わせ4両編成にできる。

 

インターチェンジ駅はチョア・チュー・カン(南北線)、ブーン・レイ(東西線)、ジュロン・イースト(南北線と東西線)の3駅。システム上の運転間隔は1分半だが、当初は2~3分間隔で運行する。着工は来年初頭。

 

JRLは10駅で構成する西区間を2026年に、7駅で構成する東区間を2027年に開業する。西区間はチョア・チュー・カンが起点で、ブーン・レイ、タワス駅などを経由する。タワス以西とブーン・レイ以南を2028年に延長開業予定。東区間はテンガーとパンダン・リザーバー(貯水池)間を往復する。

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