2018年3月20日
エンタープライズ・シンガポール、発足控え理事を指名
通産省は3月19日、産業界の有力者を含む18人を、4月1日発足する法定機関、エンタープライズ・シンガポールの理事に任命した。
エンタープライズ・シンガポールは、工業標準策定・認証機関で、企業の成長支援を任務とする規格・生産性・革新庁(SPRING)と、企業の海外進出と貿易を後押しする国際企業庁(IE)を統合した組織。
長官には元公務員トップのピーター・オン氏が、最高責任者にはプン・チョンブーン通産省第2事務次官が任命された。プン氏は外国投資誘致機関である経済開発庁(EDB)の理事を兼任する。現在のSPRING長官は長らくEDB長官を務めたフィリップ・ヨー氏。IE長官はシア・ムーンミン氏。ほかにエンタープライズ・シンガポールの理事に任命されたのは、南洋ポリテクニックのリュー校長、国営投資会社GICのリム最高経営責任者(CEO)、テマセクのピレー国際部門副CEO、オランダ系商社トラフィグラのロリネット取締役、シンガポール証券取引所(SGX)のナセル副社長、シンガポール事業連盟のテオ会長ら。