2009年5月18日
間違って使いやすい英単語・英会話表現「ビジネスホテルのモーニングコール」
出張で「ビジネスホテル」に泊まって、「モーニングコール」を利用する方は多いでしょう。しかし、海外で利用する時は注意が必要。「ビジネスホテル」も「モーニングコール」も和製英語だからです。
「ビジネスホテル」のように、手ごろな値段で泊まれて、設備も必要最低限整っているホテルのことを、英語では“budget hotel”、“no-frills hotel”と言います。“no-frills”は「余分なサービスを省いた、実用本位の」という意味です。
「モーニングコール」は、英語では“wake-up call”です。ホテルの従業員が、宿泊客を起こすために部屋にかける電話のこと。“morning call”という言い方はしません。
budget hotel/no-frills hotelの使い方の例
- (日本への出張を前にして)
a: I’ll be going to Osaka next month and stay there for a few nights. Is there any good hotel for me as my budget is limited ?
b: There is a good budget hotel near to Osaka Station.
a:「来月大阪に行って何泊かする予定なんだ。予算が限られてるんだけど、どこかいいホテルあるかな。」
b:「大阪駅の近くにいいビジネスホテルがあるよ。」 - The ABC hotel is a no-frills hotel offering free breakfast and high-speed internet connection service, so it’s quite popular with business travelers.
ABCホテルはビジネスホテルで、朝食と高速インターネット接続サービスが無料で利用できるので出張者に人気が高い。
wake-up callの使い方の例
- (ホテルでチェックインの時に)
Clerk: Would you like a wake-up call in the morning ?
Guest: Please. Could you wake me up at 7:00 ?
クラーク「明日朝はモーニングコールをご希望ですか?」
客「7時にお願いできますか。」 - (その翌日)
Guest: I was late for my appointment today! You were supposed to give me a wake-up call at 7:00 !
Clerk: I’m very sorry. We did call you, but there was no answer.
客「今日はアポに遅れてしまったよ。7時にモーニングコールしてくれって頼んだじゃないか!」
クラーク「すみません。お部屋へ電話したのですが、かかりませんでした。」 - (別のホテルで)
Guest: Do you have a wake-up call service ?
Clerk: No, we don’t. But there’s an alarm clock in every room.
客「モーニングコールはやってもらえますか。」
クラーク「いえ、ございません。お部屋に目覚まし時計がございます。」
提供=ベルリッツ シンガポール
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.145(2009年05月18日発行)」に掲載されたものです。