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学習

2019年12月29日

シンガポール最新教育事情

〜日本ではできない体験がここにある〜

 国際バカロレアを多国籍の生徒のなかで英語で学べるのがシンガポール。ここでの経験や学びは、挫折であっても生涯で大切な糧となります。
 だからこそ最善の学校を選ぶことが最重要。そのポイントを当地学校法人と日本人家庭の架け橋として活躍するカルコネの岡部優子さんに伺いました。
 

 

インターナショナルスクールでできることを知ってほしい

 
──シンガポールではAIが注目されていると伺っています
 
岡部さん:シンガポール政府がAIを推しているからそう見えているのでしょう。政府がタレントデベロップメント(経歴やスキルなどのデータ
を活用して会社運営や採用に役立てるもの)に活用しているんです。今は子供のためと言うよりは大人へのイメージが強いですが、少しずつ教育にも使われていくと思います。ただ難しいのが、国籍が違う方がシンガポール政府の施策を享受できない点です。だからこそ、インターナショナルスクールで何ができるのかを知っていただくことが大切です。
 
──実際にどんな教育が受けられるのでしょう?
 
岡部さん:簡単にご説明すると、今、日本の文部科学省が進めようとしている教育を多国籍のなかで英語で学べるのがシンガポールです。日
本もICT教育に力を入れ始めていますが、シンガポールのインターナショナルスクールでは小学校の3年生くらいからiPadを持ち、宿題などもiPadを通じて本人に連絡が行われ、同時にアプリを通して自己管理を求められます。たとえば作曲をするなど、アプリを使って遊ぶのではなく、アプリを活用して作るなど、子供が自ら楽しいと思えるプログラムになっていることも大きいです。
 
──日本とは大きく違うのですね
 
岡部さん:国際バカロレア(以下IB)の考えに通じるのですが、一番の違いは「全人教育」です。たとえば小学生は、「私たちは誰なのか」などのテーマで1年間の教育が組み立てられています。また、ミドルスクールの集大成としてプレゼンテーションを自分で作ります。サッカーが好きな子だったら「シンガポールでサッカーを流行らせるにはどうするのか?」などのテーマを決めて、プレゼンをまとめていきます。どういうスケジュールで、どうまとめていくかなども含めて自己責任で自己の管理が求められますし、この作業は将来的にはとても役に立ちます。また、本人の達成感も大きくなるはずです。
 

アジア人の奮闘は自分の自信にもつながる

 
──日本のカリキュラムとはかなり違いますが受験の不安は解消できますか?
 
岡部さん:考え方次第です。日本ではなかなか受けられない教育ですし、なによりシンガポールは多国籍です。いろいろな国の子が一緒に勉強しているといろいろな面を直接見ることができます。自分と同じ見た目のアジア人が、アジアンイングリッシュで「自分はこう思う」「自分が正しい!」とはっきりと主張する姿を見ることが自分への自信になるとも思います。またIBをかみくだいて説明すると、「学ぶ力をつける学習」です。先生から一方的に教えられるのではなく、生徒自らがアクティブに学んでいく、答えがないものに対して答えを出していこうとする力を引き出す教育です。先生もはっきりとダメなところはダメと伝えますが、本人のいいところを引き出そうとしてくれます。「あなたはアートの才能がすごい、今回はあなたがアートリーダーとして引っ張ってね」と基本的には褒めて伸ばしてくれるので、ヒエラルキーもできにくいですよね。
 
──今後の展望はどうでしょう
 
岡部さん:シンガポールには、しっかりとした教育システムを用いているインターナショナルスクールが乱立しています。これだけの学校の情報を網羅することは難しいですし、教育そのものの心配のご相談もできるので、弊社の様なエージェントをご利用いただいてご入学される方が多いのだと思います。AIなどの今後くる技術を取り入れるだけの資金力がある学校も出てきていますし、シンガポールは政府主導でどんどん進んでいく国です。政府からいろいろな構想が出てくると思いますが、これからも最新の情報を常にアップデートして最善のサポートを続けていきたいと思います。
 

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シンガポールでの教育で知っておきたい Q&A

 
Q:シンガポールでの学校選びは大変ではないですか?
A:カルコネは、シンガポールの学校18校からエージェントとして認められています。各校からのエージェントトレーニングも含め、情報には自信があります。
 
Q:12歳以下の子供のビザ取得が新しい制度に変わったと聞きましたが?
A:12歳未満のお子様の場合、HPB(健康促進局)によって予防接種証明書の提出が義務づけられました。ビザの申請はお子様の入学時期にも関わってくる大切な手続きですので、スムースなビザ取得の為にも、私たちのようなプロにお任せください。
 
Q:資料は英語なのですか?
A:私たちがご案内している資料は日本語で書かれていますのでご安心ください。
 
Q:試験の準備はどう進めればいいのでしょう?
A:入学試験内容や必要点などをまとめています。また、スカイプを通して受講できる進学塾のご紹介も行っています。
 
Q:法人の契約は行っていますか?
A:学校・教育相談などの手続きの代行は、法人の契約も対応しております。シンガポールへの赴任の際の教育関連手続き、スライドの際のビザのお手続きが可能です。個人でお申し込みいただくよりもお安くご利用いただけます。まずはお問い合わせください。
 
 
岡部優子さん
早稲田大学大学院卒。
JPモルガン証券を経て、当地学校法人と日本人家庭の架け橋の役目を果たしたいとCulture Connectionを設立。
シンガポール留学をメジャーにするのを目標に、信頼を大事にしながらサポート業務に励んでいる。

 

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