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2017年11月24日

ビューティ・ワールド

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2015年末にMRTダウンタウン線の駅が開業し、ぐっとアクセスしやすくなったビューティ・ワールド。知る人にはコリアンタウンとして知られる当エリアだが、駅からすぐのショッピングモール、ビューティ・ワールド・センターに入るフードセンターや、チョンチンナムロード (写真①)などには庶民的な飲食店が並び、いつも活気にあふれている。また駅から徒歩10分弱のところにあるロロン・キラット(写真②)は近年おしゃれなカフェが次々オープンしている注目のストリート。今号ではB級グルメ天国のビューティ・ワールドを紹介する。

 

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❶チョンチンナムロード
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❷ロロン・キラットにあるカフェ

 

ビューティ・ワールドという名前の由来

MRT・ビューティ・ワールド駅の名前は、戦中、付近にあったアミューズメントパーク「Beauty World」に由来する。アミューズメントパークには、フードストールとゲームを中心に、「ワヤン」や「ケダイ」と呼ばれるステージや、ダンスホール、コーヒーパーラー、映画館などが併設されていた。戦後、アミューズメントパークが流行らなくなると、跡地はビューティ・ワールド・マーケットという名の、百貨店のような幅広い品揃えのマーケットとして使われ、にぎわった。老朽化などにより引き起こされるさまざまな懸念のため、政府はマーケットの近くにビューティ・ワールド・センターというモールを建設し、同マーケットのテナントの移転をうながした。アミューズメントパークもマーケットも、もう存在はしないが、ビューティ・ワールドの名は現在も、ショッピングモールのビューティ・ワールド・センター、ビューティ・ワールド・プラザ、そして駅の名前等に継承されている。

 

B級グルメの宝庫!

周辺には安くて美味しい店が多数存在するが、特に、駅からすぐのショッピングモール、ビューティ・ワールド・センター4階のビューティ・ワールド・フードセンター(写真③)は、週末は待ち時間が1時間にもなるような人気店も多いホーカーセンターだ。昨年、買収話が持ち上がり、テナントが相次いで撤退して閑散とし、惜しむ声が聞かれた時期もあったが、買収話がとん挫したため、今ではテナントも客足も戻り、以前どおりににぎわっている。おすすめストールの1つ、ジン リー サテ ビーフン(写真④)では、他ではあまり見かけない「サテ ビーフン」が食べられる。こちらのサテ ビーフンは、空心菜、イカ、エビ、豚スライス、もやしなど具だくさんの細いビーフンに、サテをディップするソースに似た少し辛いピーナッツソースがかかっていて美味。

 

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❸ビューティ・ワールド・フードセンター
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❹ジン リー サテ ビーフン

 

またハンバオバオは近年ブームのグルメバーガーショップ。レストランで食べると軽く10ドルを超えるような本格的なビーフバーガーや、表面がカリカリのローストポークベリーに海鮮醤とマスタード、きゅうりをはさんだ「クリスピーポークベリー」(写真⑤)などの独創的なハンバーガーが、5ドル台というホーカー価格で食べられる。さらに、豚金というラーメン店も入っており、日本人の間でもなかなか評判。こちらも5ドル台でいただけるラーメンがあり、かなりお値打ち。

 

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❺クリスピーポークベリー

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