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熱帯綺羅

2011年6月20日

シンガポール発、世界のタイガービール

タイガービールのこだわり

APBは、アジアに7つの醸造工場をもち、イギリス、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、オーストラリアなど60ヵ国以上にタイガービールを出荷しています。アジア有数のプレミアムビールの名に相応しく、その高い品質は、数々の世界的なコンペティションでの受賞歴があります。

タイガービールは、ヨーロッパスタイルのラガービールとして、その輝くような黄金色、ミディアムボディーの味わいが特徴。APBは、常に最高級のビールの原料を世界中から入手しており、オーストラリア産のモルト、ドイツ産のホップ、そして発酵媒体のイーストはオランダ産を使用し、水はシンガポールの浄水を6回フィルターにかけて完全にクリーンな状態にしたものを使用します。また、シンガポールの生産工場は、最新型のフルオートメーションにより、1時間で4万本の缶ビール、1万8,000本の瓶ビールの製造能力があります。

世界一新鮮なタイガービールが飲める場所

ジュロンにあるAPBでは、工場見学ができるので、在星中に一度は訪れてみたいもの(事前予約、入場料要)。専門のガイドが、工場見学の間、ビールそのものの歴史から、シンガポールの工場で製造している6種類のビールについて説明します。ツアーの最後は、ヨーロッパのパブのような重厚なインテリアのバーエリアへ。タイガービールの他、現在シンガポールで生産しているアンカービール、バイロンビール、ABCビール、工場横にあるマイクロブリューワリーで専門家が手がけるアーキペラーゴビールなどが試飲できます。生産現場直結でどこよりもフレッシュなビールは、やはり格別。ご当地ギネスと呼ばれるABCビールもなかなか馴染みは薄いものの、黒ビール好きには好評です。「シンガポールのホーカーセンターなどに行くと、朝からこのABCビールに生卵をいれて飲んでいる中高年のシンガポール人に出くわすでしょう」というガイドの話も。肉体労働の前に精をつけるのが所以というそのレシピに驚きつつも、この土地に受け入れられ進化している様子を垣間みることもできるでしょう。

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丁寧に焙煎されたモルト(麦芽)。一流の素材のみを使用する。

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工場内部の様子。最新型のオートメーションが導入されている。

 Asia Pacific Breweries Pte Ltd

459 Jalan Ahmad Ibrahim 639934
工場見学〈Brewery tour〉問い合わせ先
※事前予約要、18歳以上、ツアー料金は1人$16

TEL:6860-3005

459 Jalan Ahmad Ibrahim 639934

文= 桑島千春
写真=桑島千春

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.191(2011年06月20日発行)」に掲載されたものです。

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