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熱帯綺羅

2012年10月1日

東南アジアの現代アート発信地「ギルマン・バラックス」

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シンガポールの南西部、マウントフェーバー麓の6.4ヘクタールもの旧英国植民地時代の軍用地跡ギルマン・バラックスが、シンガポール最大の現代アート地区として2012年9月15日にオープン。日本を含む世界10ヵ国から13のギャラリーが出店するほか、2013年に開設予定の南洋理工大学(NTU)が運営する現代美術センター(CCA)、アーティストのレジデンシープログラムのためのスタジオ、レストランやカフェなども含み、国内きっての一大アート地区として生まれ変わりました。

 

アジアのアート産業を牽引する
ハブとしての期待

Screen Shot 2015-07-28 at 4.38.16 pm「この広大なエリアを東南アジアを代表する現代アートのハブにするというビジョンの具現化には、相当な挑戦が伴いました。都市再開発庁(URA)がその青写真を描いて、経済開発庁(EDB)、ジュロン・タウン公社(JTC)、国家芸術庁(NAC)が集結して実現したプロジェクトです。今後も、各政府機関と連動しながら、現代アートの発信地として盛り上げていきたいです」と、EDBのプログラムディレクター、ユージーン・タンさんは言います。

 

教育分野やインフラの充実を中心に、これまでも国を挙げて文化政策に取り組んで来たシンガポール。2006年からのシンガポール・ビエンナーレや、2010年からのアートステージ・シンガポールといった国際的な大型アートイベントの定期開催を政府主導で後押しするなど、世界のアート地図上でシンガポールのプレゼンスを高めてきました。約1,000万Sドル(約6億4,000万円)をかけて大改装を施したギルマン・バラックスの完成は、アートを継続性のある産業として確立するための具体的な大きな一歩でもあります。

 

日本からは、オオタファインアーツ、小山登美夫ギャラリー、ミヅマアートギャラリーの大手が参加、来年には村上隆率いるカイカイキキギャラリーも出店を予定しています。「地理的、戦略的にもシンガポールが東西の貿易やビジネスを繋ぐ要所であるように、アートにおいてシンガポール支店の我々がその役目を果たせれば」とオオタファインアーツ・シンガポールのディレクター、金子泰子さん。それぞれ日本やアジアの専属アーティストを紹介するほか、東南アジアでの才能の発掘にも意欲的で、これから本格化する国内外へのギルマン・バラックスのアピールに期待を寄せています。

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