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熱帯綺羅

2013年9月2日

古くて新しい、競馬の世界へ「Singapore Turf Club」

 

150周年を祝ったあとクランジへ    伝統あるターフ・クラブはグローバルに発展

スクリーンショット 2015-07-02 12.17.33シンガポール・ターフ・クラブは1842年、シンガポール・スポーティング・クラブとして創設されました。翌年、初レースが行われています。1896年にはマラヤン・レーシング・アソシエーションの前身が発足し、今もその協会によってシンガポールとマレーシアの競馬が管理されています。シンガポール・ターフ・クラブとなったのは1924年で、競馬が一般公開されたのは1960年でした。1972年にはエリザベス2世のご観戦を記念してクィーン・エリザベスⅡカップも行われています。1992年に150周年記念を祝い、1999年に現在のクランジに移動して最新の設備を誇るクラブが完成。レース場には全天候型のポリトラックもあり、巨大スクリーンは2007年新設当時、世界一を誇っていました。馬たちはオセアニアや日本から輸入していますが、地元で育った馬ロケットマンが2011年には国際レースで優勝、という快挙も成し遂げています。

世界中から集まる馬と騎手たち、調教師、トラックライダー、そしてレフリーなど関係者も国際色豊か。日本人が運営する厩舎もありますし、日本人女性トラックライダーも活躍中です。

 

 

レースが行われるのは毎週金曜夜と日曜午後。ドレスコードはありますが、1階のオープンエア席は気楽な雰囲気で、入場料はS$5から。賭け方は日本の競馬と似ていて、単勝式(S$5〜)、複勝式(S$2〜)などがあります。さらにターフ・クラブの担当者によると、馬が好きな方は馬主になるのも夢ではないそうです。共同保有することができますし、条件も日本よりゆるやかだとか。競馬にはいろいろな楽しみ方があるのです。スポーツ・オブ・キングスと呼ばれる所以かもしれません。

 

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Singapore Turf Club

1 Turf Club Avenue 738078​

TEL:6879-1000

1 Turf Club Avenue 738078

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.241(2013年09月02日発行)」に掲載されたものです。
文= セガラン郷子
写真=セガラン郷子

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