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シンガポール就職&転職 企業が求める人材像

2017年5月29日

Meiji Seika(Singapore)Pte. Ltd. 明るく前向きで、新しいことにも果敢に挑戦するローカル人材を

経営企画部長 根岸 秀昌さん 業種:食料品

◆御社の事業内容やシンガポール拠点の役割について教えてください。

明治は牛乳やヨーグルト、育児粉乳などの乳製品から、チョコレートやビスケット、ガムなどの菓子類まで幅広い商品ラインナップを有しており、赤ちゃんからお年寄りまでをカバーした商品を提供しています。また米国や中国、インドやインドネシアなど世界各地に製造拠点や販売拠点を持っています。2009年に明治製菓と明治乳業が経営統合し、2011年の組織再編により現在の「株式会社明治」となりましたが、シンガポール現地法人である当社の事業内容に変更はなく、菓子類の製造・販売を行っています。

 

当社はアジア地域事業のハブ拠点となることを本社から期待されています。今後はさらにアジア地域で展開している、タイ、インドネシア、インドの各事業会社との連携を強めていきます。また輸出ハブとしての役割も期待されており、世界50ヵ国に向けて看板商品であるチョコレート菓子のハローパンダやヤンヤンなどを販売することで、meijiブランドを世界に広げていく役割も担っています。

 

◆シンガポール拠点での最近の取り組みについて教えてください。

主な業務である菓子類の製造・販売に加え、近年では今まで以上に商品開発に力を入れています。日本にある商品をそのまま海外で販売するのではなく、シンガポールや周辺アジア各国の顧客の好みに合わせた商品を提供していけるよう、市場調査と開発がスムーズに進む体制を整えています。それに伴い2016年には、商品開発部門を品質保証部門と切り離してそれぞれを単独部署とし、商品開発部門には新たに3人を採用して4人体制としました。

 

◆職場の雰囲気はいかがですか。

シンガポール拠点には300人の社員がいますが、日本人は駐在員の5人のみで、多くのローカルの方にご活躍いただいています。オープンな職場で社員同士の仲が良いためか離職者が少なく、社員には当社の商品が好きな「明治ファン」が多いのも特徴です。

 

また今後のさらなる発展に向けて、ローカルの方に長く働いてもらうための組織改革を進めています。そのための施策のひとつとして今年度から、あらかじめ上司と部下の間で目標を設定し、それに対する達成度合いで業績を評価する人事評価方式「MBO(Management by Objectives)」を採用しています。ほかにも管理職者向けのワークショップの開催や、社外セミナーへの参加促進などによる人材育成にも力を入れています。

 

◆求める人材像を教えてください。

当社ではローカルの経験者を中心に採用活動を行っています。より多くの消費者に当社商品の美味しさを届けるため、明るく前向きで新しいことにも果敢に挑戦する人を求めています。また製造から販売まで一貫して手がけていることもあり、社内には多くの部署があります。そのため他部署とコミュニケーションを取りながら、チームの一員として活躍できることも大切だと考えています。

 

◆人材紹介会社をどのように活用していますか。

日系、ローカルどちらの人材紹介会社にもお世話になっています。当社はさまざまな職種で人材を求めており、開発、生産、経理、マーケティング等、その時々で必要な人材をご紹介いただいています。是非、優秀なローカルの方をご紹介いただきたいです。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.322(2017年6月1日発行)」に掲載されたものです。

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