シンガポールのビジネス情報サイト AsiaX社説「島伝い」TOP「日本を外から元気にする」 ~200号記念・編集長モノローグ~

社説「島伝い」

2011年11月7日

「日本を外から元気にする」 ~200号記念・編集長モノローグ~

2004年の創刊から7年、アジアエックスはおかげさまで200号を迎えることができました。読者の皆様、広告主の皆様、紙面作りにご協力頂いた皆様など、これまでにアジアエックスに関わってくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。

 
私にとりアジアエックスのひとつひとつが宝物であり、すべてが自分の財産になっています。これからも前向きに、立ち止まることなくより良いものを追い求め続けたいと考えています。

 
今号のセンター見開き(12・13ページ)に掲載した200号特別記念座談会では、「日本を外から元気にするビジネス考」をテーマに、ご参加頂いた4人の方々それぞれからとても興味深いお話を伺うことができました。

 
日本では農産品に対しても市場の基準が厳しく、少しの傷や色むら、若干の形の悪さで商品としては失格になります。しかし、見た目が少し良くないだけで、味や品質には何ら問題はありません。そういったものを「ワケあり」としてインターネットや一部スーパーなどで割安な価格で販売しているケースは日本国内では既にありますが、海外でも販売できるようなポータルサイトを作れないだろうか、という話が座談会後の雑談の中で出ていました。農家やお店が単独でやるのは非常に難しいでしょうが、多くの人の力を集めることで海外に流通させる枠組みが作れれば、これまで廃棄処分にされてしまっていたものも海外市場で商品として価値を生む機会が増え、日本国内で頑張っている生産者やその周辺の業界にも還元されて、日本を外から元気づけることにも繋がるのではないか、というわけです。今こそ、個人も企業もそれぞれの強みを集結させ、人や物、技術、文化などを日本から海外に流通できるプラットフォームを作るべき時であり、チャンスの時ではと感じました。

 
日本の中のことを知った上で、日本を外からも見ることができる我々だからできることは何か。シンガポールで発行している日本語ビジネスペーパーとして、そのヒントやきっかけになるようなものを、これからもお届けしていきたいと思います。

 
(アジアエックス編集長 内藤剛志)

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.200(2011年11月07日発行)」に掲載されたものです。

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