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Vol.315

2016年12月5日

宮脇 将就さん

Metropolitan YMCA Singapore, Programme Executive, Active Community Transformation Services

315web_vol315p01_cover広島県広島市出身。地元にあるYMCAの専門学校を卒業後、広島YMCAに入社し10年間勤務。その後シンガポール支部であるMetropolitan YMCA Singaporeへの赴任が決まり、2015年4月に来星した。

 

海外勤務は宮脇さんにとって初めての経験。YMCAの職員が海外赴任する場合、関東圏や大阪の支部から選ばれることが多く、広島にいる職員に声がかかったのは実に10年ぶりのことだったという。

 

「最初に話がきたときはびっくりしました」という宮脇さんだが、以前から海外で働くことに関心があったこともあり、シンガポールへの赴任を決めた。

 

日本では、運動習慣の普及や健康増進に向け、成人向けフィットネスや、子供向けの運動指導を長年にわたり手掛けてきた。シンガポールでは、主に日本人の子供を対象に、水泳や体操、バスケットボール、野外活動など各種運動プログラムの企画・運営などに携わっている。

 

学生時代からYMCAでアルバイトとして働き、子供向けのボランティア活動などにも参加してきた宮脇さん。YMCAで働くことを決めたのも、業務を通じて子供に関われることが理由だという。仕事のやりがいは、子供がプログラムを楽しんでくれ、笑顔で帰っていくところを見ることだと話す。「子供たちの喜ぶ表情を見るだけで満たされた気持ちになります」。

 

趣味は中学生で始めたバスケットボールで、シンガポールでも日本人チームに所属している。近所でのジョギングも通じて、健康管理には気を遣っているという。現在は単身赴任だが、広島にいる奥さんと子供2人とは、スカイプでほぼ毎日会話している。年に数回は地元に帰り、家族との団欒を楽しんでいるという。
異国の地であるシンガポールでも、宮脇さんの仕事への姿勢は一貫している。「どこに住んでいても、自分の仕事は同じです。子供たちに、『またYMCAのプログラムに参加したい』、『今日は楽しかった』と言ってもらえるよう、常日頃から努力を続けていきたい」。子供達の笑顔に出会うため、日々の業務に勤しんでいる。

 

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.315(2016年12月5日発行)」に掲載されたものです。

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