シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOPシンガポール航空のイノベーション ~機材・客室編~

企業紹介

2021年9月7日

シンガポール航空のイノベーション ~機材・客室編~

 2021年は、日本とシンガポールの外交関係が樹立されて55周年を迎える年です。
 これまで長年にわたり両国の架け橋を担ってきた航空会社、シンガポール航空。
 今回は、「シンガポール航空のイノベーション ~機材・客室編~」を5つのストーリーでご紹介します!
 シンガポール航空は、お客様にフライトでも特別な時間を過ごしていただけるよう、常に機材や客室を進化させています。
 航空業界をリードするエアラインならではのストーリーも含まれておりますので、ぜひご覧ください。

 

シンガポール航空の世界最長フライト!お客様を地球の裏側まで運ぶための約18時間に迫る

 シンガポール航空は2004年から2013年まで、エアバスA340-500にてシンガポール-ニューヨーク路線を運航していました。その後2018年に、シンガポール-ニューヨーク路線の再就航を果たし、当時世界最長路線を記録しました。飛行時間は最長18時間45分のロングフライトで、世界で初めて長距離フライト専用のエアバス A350-900ULR(ウルトラ・ロング・レンジ)を導入し運航しました。この機材では、ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスの2つのクラスを提供しています。
 

エアバス A350-900ULR(ウルトラ・ロング・レンジ)[提供:シンガポール航空]

 
 地球の裏側までお客様を運ぶロングフライトでは、数々のウェルネスに関する取り組みがなされています。例えば、時差ぼけを軽減し適切な睡眠やくつろぎを促進するため、到着地の時間に合わせ客室内の照明をこまめに調整しています。また、長時間座席に座る状況を考慮し、全米最大のヘルス&ウェルネスリゾートであるキャニオン・ランチ(Canyon Ranch)の栄養士とシェフによって監修された機内食「ウェルネス・キュイジーヌ」を提供しています*。このメニューでは通常の機内食より低カロリーなお食事をお楽しみいただけます。

 ※新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、現在は休止中。

 

こだわりのシートで、長い空の旅も快適に!

 シンガポール航空の客室には、5つのクラス(スイート、ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラス)があり、機材によってそれぞれこだわりのシートが搭載されています*。例えば 2017年に刷新したエアバス A380-800のシートには8億5000万米ドル(約940憶円/1ドル=111円で換算)が投資され、4年に及ぶ開発が行われました。最上級クラスであるスイートの座席には、イタリアを代表するラグジュアリーブランドで、高級外車の座席にも使用されているポルトローナ・フラウ社製のレザーを使用。まるで高級ホテルの一室のような広々としたスイートや、高級感のあるビジネスクラスのシートは、二席の間の仕切りを一番下まで下げることでフルフラットのダブルベッドに変身するので、大切な人との旅行にぴったりです。

 ※シートの広さ、デザイン、特長は機材によって異なります。

 

ベッドとイスがそれぞれ独立で存在するA380に搭載のスイート [提供:シンガポール航空]

 
 また、2015年にシンガポール航空の中で最も新しいクラスとして誕生した、プレミアムエコノミークラス*のシートにも注目です。エコノミークラスのワンランク上の客室として、より広々とした座席はもちろん、座席の至る所に収納が施され、便利で快適な空間を過ごすことができます。

 ※一部のエアバス A350-900、エアバス A380-800、ボーイング 777‐300ERに導入。

 

データを活用したおもてなし、いつでもどこでも自分好みの映画や照明の明るさを

 シンガポール航空ではお客様一人ひとりに特別な体験をしていただけるように、データやフィードバックなどを用いてお客様に合わせたサービスの提供に努めています。例えば、機内エンターテインメントシステムの一部であるマイクリスワールド(myKrisWorld)ではクリスフライヤー(KrisFlyer)会員としてログインすると、これまでの閲覧履歴に基づいたおすすめコンテンツが表示されます。また、視聴途中だったコンテンツは、乗り継ぎ先のフライトにて途中からの視聴再開が可能です。さらにスイートでは、自分好みの照明の明るさを登録できるため、いつもカスタマイズされた空間で快適な時間を過ごすことができます。
 

おすすめやブックマークなどが表示されるマイクリスワールド [提供:シンガポール航空]

 
 この他、旅の始まりから終わりまで、お客様と従業員が出会う各タッチポイントを通してのリクエストやサービスのお好みは、次回の旅でもしっかりと引継ぎ、お客様に沿った一体感のあるサービスの提供を目指しています。
 

進化しつづける機内エンターテイメント

 機内で過ごす時間を存分に楽しんでいただけるよう、シンガポール航空のエンターテインメントサービスは、1980年代初期のスロットマシーンの導入から今日の機内エンターテイメントシステム(IFE)に至るまで、常に進化を続けています。例えば、2016年には、お客様ご自身のデバイスと IFE の連携を可能にするコンパニオンアプリを世界で初めて導入しました。同アプリをダウンロードすることで、ご自身のタブレットやスマートフォンを使用してIFEを操作したり、搭乗前に機内で楽しめるコンテンツを確認しプレイリストを作成できます。2021年8月に機内でお楽しみ頂ける映画は、全体の約7%が最新作を含む日本映画で構成されており、コンテンツ搭載にも力を入れています。今年6月には、世界初の機内オンラインショッピングサービスを導入しました。映画やテレビ番組、音楽、ゲームといった従来のコンテンツだけでなく、フライト中にシンガポール航空のフラッグシップストア「クリスショップ(KrisShop)」でお買い物できることで、さらに機内でのお時間をお楽しみいただけるようになりました。機内でお買い物をすると、次回のフライトで商品を受け取れるほか、自宅に直接配送できます。
 

過去に機内で搭載していたスロットマシーン [提供:シンガポール航空]
現在のクリスショップ [提供:シンガポール航空]

 

実験室から生まれる、未来のアイデア

 2019年にシンガポールに誕生したクリスラボ(KrisLab)は、シンガポール航空のイノベーションを促進するためのハブ施設で、社員がIoT(モノのインターネット)、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、ブロックチェーンなどの最先端技術を活用したサービスや設備のアイデアを生む、いわばシンガポール航空の未来を考える実験室です。さらに、クリスラボではアジア屈指の名門大学であるシンガポール国立大学をはじめとした外部の学術機関や研究機関とも提携し、様々なアイデアを考え実験することでイノベーションを加速させています。
 
 クリスラボから誕生したサービスの一つに、お子様向けの「The Colour Me Magic App*」があります。機内でお子様により楽しんでもらいたいというアイデアから始まったこのイノベーションは、ぬりえを活用したアクテビティとなりました。テクノロジーを活用し、完成したぬりえを専用のアプリとともに使用することでまるで動く生き物のように表現することが可能になりました。同サービスはコロナ禍で長引くおうち時間をより楽しくお過ごしいただけるよう、シンガポール航空の公式Facebookを通じてサービスを提供をしたこともあります。

 ※現在はサービス終了。

 さらに、クリスラボで模索されているのがVRやARを活用した客室のデザイン構想です。VRやARを活用することで、思い描いた客室を効率的に具現化することができるようになりました。様々なデザインパターンをすぐに試すことができるため、迅速に可視化できるという点も大きな利点となっています。このように、最先端技術を駆使してお客様の旅行体験を向上すべく力を注いでいます。
 

VRを着用する社員 [提供:シンガポール航空]
VR を使用した客室の構想案 [提供:シンガポール航空]

 


 
 いかがでしたでしょうか?
 次回は、「シンガポール航空で働く人~バックオフィス編~」についてご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!
 

 提供:シンガポール航空

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOPシンガポール航空のイノベーション ~機材・客室編~