シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOPブランディング編 最終回 日本企業が世界で勝つために必要なこと

4賢人の知恵袋 ~新時代のビジネスアプローチ~

2016年11月22日

ブランディング編 最終回 日本企業が世界で勝つために必要なこと

共感・共有してもらえるデザインができれば、ビジネス機能においても、インターネットを使った情報発信や、実践において必要となる現地へのアウトソーシングやオフシェアリングも精度・スピードともに向上させることができます。「信頼」に勝るスピードはありません。新しいリーダーはそのことをよく理解しています。

 

もうひとつ付け加えるならば、「日本の女性たちの活躍」がキーワードのような気がしています。激動の時代に、柔軟性を持って環境の変化に対応し、進化に変えられるリーダーには、ぜひ、自身の直感力と創造力を信じ、相互のつながりを大切にし、素晴らしいブランドを世界に発信してほしいと思います。

 

6回にわたり、ブランディングというテーマでお伝えしてきました。この半年という期間の中でも、時代は進んでいます。どんな状況になっても、「幸せにしたい人」に「ご愛顧され続ける」ために必要なものは、自身の直感力・創造力がもたらす、変化に対応できるデザイン力です。ぜひ、感性を働かせ、真のブランディングを行い、より多くの方を幸せにしてください。そして、世界を目指される方々においては、言葉や文化の壁を超え世界に広がったジャパン・ブランドに続いてください。

 

駆け足の執筆となり、伝わりにくかった部分についてはご容赦いただき、全6回を担当させていただいたことに、感謝申し上げます。

junji_kawasaki01川崎 順司(かわさき じゅんじ)
有限会社遊心企画代表取締役、クリエイティブディレクター。

広告制作会社で大手企業のプロモーションを数多く手がける。独立後、「Re-design(価値の再定義)」を提唱し、人、企業、地域とともに、未来への架け橋となる「愛され続けるブランド」づくりに従事。日本の文化を生かした未来の知恵づくり活動も行っている。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.314(2016年11月21日発行)」に掲載されたものです。

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