シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP「基本」を大事に、ポイントをわかりやすく――少年野球指導の要諦

スペシャルインタビュー

2012年4月17日

「基本」を大事に、ポイントをわかりやすく――少年野球指導の要諦

元プロ野球選手屋鋪 要

 

スクリーンショット 2015-06-30 11.32.35横浜大洋ホエールズ、読売ジャイアンツの外野手として、17年間現役で活躍した屋鋪要氏が来星し、昨年8月に引き続いて少年野球教室が4月15日にターフシティ野球場にて開催されました。当日は約80名の小学生が参加、大洋時代に高木豊、加藤博一とともに「スーパーカー・トリオ」と呼ばれ、俊足・好守の野手として活躍、コーチとしてもプロの選手を育てた屋鋪氏直伝のアドバイスを直接受けられる貴重な機会となりました。今回の少年野球教室を終えたばかりの屋鋪氏にお話を聞きました。

AsiaX

シンガポールでの少年野球教室の開催は2回目とのことですが、いかがですか?

屋鋪

シンガポールでこんなに野球をやっている子供たちがいるということに、驚きましたし嬉しいですね。日本では年40~50回ほど少年野球教室を開催していて全国各地を訪れていますが、海外での開催はシンガポールが初めてです。

AsiaX

子供たちを指導される時に大事にされていることは。

屋鋪

「基本」ですね。子供のうちに正しい基本を覚えることがやはり大事です。子供たちに説明する際には、保護者の方にも声をかけて説明を一緒に聞いてもらうようにしています。保護者の方も野球のことを知った方がより楽しめると思うんです。また、知らずに間違ったことを子供に教えられている場合もあるので、正しいことを知ってもらうことも大事です。

AsiaX

子供たちを指導される一番の楽しみは何でしょうか。

屋鋪

子供の場合、ポイントを教えるとすぐにその成果が目に見えることが多いので面白いですね。小学生の多くはまだ力が弱くてボールが飛ばなかったりしますが、それでもホームランを打ちたいと思いっきりバットを振り回す方法を考えたりする。その気持ちはわかるんですが、まずは基本を身に付けて、今日子供たちにも話しましたが、ボールの芯を捉えてライナーを打つことを覚える方が大事なんです。

AsiaX

プロ野球選手として17年間活躍されましたが、子供の頃からプロを目指されていたのでしょうか。

屋鋪

プロは目指しているとなかなかなれなかったりするんですよね(笑)。野球を始めたのは小学校4年生で、野球が好きだった父親の影響でした。高校3年生の時にプロのスカウトが来るようになって、「もしかしたら、プロ野球選手になれるかもしれない」と思うようになりました。

AsiaX

現役時代は特に走塁や守備での活躍ぶりが光っていましたが、走ることは元々得意だったのでしょうか。

屋鋪

実は走るのはあまり好きではなかったんです。走るのってしんどいじゃないですか(笑)。足が速いのは天性のものが大きいでしょうね。プレーとしては打つ方が好きでした。打撃は難しいプレーです。でも、きれいに芯を捉えて打ち返せた時はやはり気持ち良いですね。

AsiaX

最後に、シンガポールに住む日本人の方々へのメッセージをお願いします。

屋鋪

シンガポールにも日本人の方々がたくさんいて、毎回来るたびに暖かく歓迎して頂いて、まるで故郷に戻って来たような感覚を味わっています。せっかくシンガポールという国に住んでいらっしゃるので、ぜひ楽しんで良い経験をして頂きたいですね。

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屋鋪 要

1959年生まれ、兵庫県川西市出身。1978年に三田学園高校からドラフト6位で横浜大洋ホエールズに入団。類稀な俊足選手で、高木豊、加藤博一と「スーパーカートリオ」として活躍。1994年から読売ジャイアンツでプレーし、長嶋監督初の日本一に貢献。95年に現役引退し、98年から通算4シーズンにわたり、読売ジャイアンツ外野守備走塁コーチを歴任。現在は全国各地で少年野球教室を開催するなど、少年野球での指導・育成に力を入れている。

 

2012年04月17日
文= 石橋 雪江

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