2010年9月6日
自分自身の会社での存在意義・存在目的
- あなたは、何のために社会に存在しているのですか?
(存在目的の明確化) - あなたの、社会からみた魅力は何ですか?価値は何ですか?
(存在意義の明確化) - あなたは、どんな時に必要とされていますか?
(強み・差別化の明確化) - あなたは、どんな人たちにどのような貢献が出来ていますか?
頑張ることによって喜んでくれるのは誰ですか?
(貢献度の明確化)
自分自身の会社での存在意義・存在目的について考えたことはありますか?
簡単に言えば、「今自分が会社(組織)からいなくなったら、この会社(組織)は困るだろうか?」と問いかけてみてください。
もし、「困る」と思える方であれば、理由は別として、存在意義があるという証拠でしょう。逆に「困らない」と思われた方は、存在意義が自分で理解できていないということでしょう。
そういう方は、きっと仕事をしていても今面白くないはずです。自分が今なぜそこにいて、その仕事をしているのかが理解できていないからです。
ぜひ、自分が今そこにいる価値を問いただしてみてください。なぜ必要なのかを感じ取ってください。今そこにいるからには必ず意味があります。分からなければ周囲に聞いてみるのもいいでしょう。
では、自分の価値を見いだせている方は、どのようにしたら更に存在意義を膨らましていけるか、ということですが、それは、周囲への肯定的影響力を発揮することです。リーダーシップを発揮するとかいう大変なことではなく、何でもいいと思います。一番いい肯定的影響力は「あなたのおかげで……」と言われることをたくさん作ることです。
人への貢献する気持ちが知らないうちに貢献の輪として波及していき、あなたの存在感を増してくれるのです。
明日から早速「あなたのおかげで……」をいくつ作れたか、数えてみてください。
文=嶋津良智(しまづよしのり)
株式会社リーダーズアカデミー代表、シンガポール在住。
2度の株式上場体験を活かし、日本・シンガポールを始め、アジアを中心に経営コンサルとして活動。世界9ヵ国12都市でチャリティーセミナー実施。
最強の部下を育成し、最強の組織を作る、業績向上のための独自プログラム『上司学』が好評を博す。著書7冊執筆、韓国・台湾でも翻訳されている。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.174(2010年09月06日発行)」に掲載されたものです。