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国際

2020年3月4日

入国規制、韓国全土・イラン・北イタリアが対象に

 シンガポール政府は新型コロナウイルス感染予防のため、3日付で入国規制を強化した。感染拡大が確認された韓国、イラン、北イタリアに、シンガポール入国前の14日間のいずれかに滞在していた国民、永住者、長期滞在査証保持者の入国は認めるが、自宅退避を義務付ける。またイラン、イタリア、韓国、日本への不要不急の訪問を自粛するよう国民に要請した。
 
 検問所では、入国を希望する旅行者は、熱、呼吸器疾患の症状がある場合、綿棒を使った検査対象となる。検査に要する時間は3~6時間で、検査を拒否した短期滞在目的の旅行者は入国できない。
 
 検査を拒否した永住者、長期査証保持者に対しては、永住権、査証を取り消すか有効期間を減らす。
 
 検査で陰性の判定が出ても感染の可能性は排除できないため、ほかの人との濃厚接触を避けるよう要請する。
 
 シンガポールで確認された感染者は110人。中国以外で感染者が多いのは韓国(5,100人)、イタリア(2,000人)、イラン(2,300人)、日本(293人)。
 
 シンガポール国立大学(NUS)は韓国の大学との交流計画を取りやめたのに続き、イタリアとの交流計画も停止した。

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