2016年3月21日
ブランディング編 第2回 「愛され続けるブランド」づくりに必要なこと
前回はフォーカスする相手を決め、そこに「信」の旗を立てることからブランドが生まれるというお話をしました。今回はその「信」の旗の根本をより強化し、ファンから信者へ、愛され続けるブランドづくりについてお話しします。
まず、愛され続ける……個人に置き換えたらとても難しいテーマだと思います(笑)。しかしながら、前回紹介したように、日本には100年以上愛顧される企業だけでも2万社以上あり、お店や商品・サービスも含めると、さらに何倍ものブランドが存在する、老舗ブランドの宝庫です。なぜ、こんなにも次々と新しいものが生まれ、時代のニーズが変化する中でも長年愛され続けているのでしょうか。
例えば、架空の和菓子店が人気店になるプロセスを想定してみます。
①コツコツと販売していた自慢の商品が地元でおいしいと評判になり人気が出始める
②それに注目したテレビやインターネットなどのメディアが取り上げ、さらに話題になる
③エリア、ターゲットを超え、様々なお客様が足を運んでくれる
④それをメディアがさらに取り上げ、全国的なブームをもたらし、とにかく売れる
とても恵まれた状況ですね。しかしここで注意すべきポイントがあります。
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