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経済

2019年10月7日

8月の輸出1%減、輸入は2桁の落ち込み

 
 マレーシア統計局が10月4日発表した貿易統計によると、2019年8月の輸出額は前年同月比0.8%減の813億5500万リンギ(約2兆800億円)だった。減少は2カ月ぶり。主力の電気・電子製品が中国向け、シンガポール向けとも不振でマイナスに転じた。輸入額は12.5%減の704億3370万リンギと、09年9月以来の2桁減。電気・電子や燃料などが落ち込んでおり、前年同月にタックスホリデーの影響で急増していた反動もあった。貿易収支は109億2140万リンギの黒字だった。
 
 電気・電子の輸出は7.4%減と、2カ月ぶりのマイナス。主要輸出先の中国向け、シンガポール向けがともに2桁の減少だった。ほか、原油は輸出量の落ち込みと価格の低下で輸出額が40.0%減少。天然ガスも11.2%減と振るわなかった。一方、パーム油・パーム油製品や石油精製品、天然ゴムは輸出額が増えた。
 
 国・地域別の輸出では、中国向けが2.8%減少。電子・電気が2割減、石油精製品が4割減だった。シンガポール向けも、電子・電気と石油精製品がそろって落ち込んだ。
 
 輸入は3カ月連続のマイナス。資本財が31.0%減、中間財が13.9%減、消費財が12.8%減だった。
 
 1〜8月の累計は、輸出額が前年同期比0.4%減の6508億1230万リンギ、輸入額が4.0%減の5582億6320万リンギ、貿易収支が925億4920万リンギの黒字だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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