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社会

2019年5月16日

ホーカーセンターの清潔度、満足している人は71%

 
 ホーカーセンターでは食事が済んだ後、卓上食器を自ら片付ける客が増えており、清潔度は以前より増しているが、ホーカーセンターの清潔度に満足している人の割合は71.4%で、ほかの公共の場の清潔度に対する満足度より低かった。
 
 シンガポール経営大学が昨年、調査を行った。2017年に次ぎ2回目の調査で、21歳かそれ以上の住民2,000人から意見を聞いた。
 
 ホーカーセンターで常に、あるいはほとんどの場合、自分が使った食器を片付けるとの回答は48.7%(17年は35%)だった。ホーカーセンターの清潔度に満足している、と回答した者の割合は71.4%だった。道路、バス停、MRT駅の清潔度に満足している、との回答は94%。歩道の清潔度に満足している者は84.8%、近隣の清潔度に満足しているとの回答は79.3%、イベント後のスタジアムの清潔度に満足しているとの回答は74.3%(17年は62.6%)だった。
 
 回答者によれば、食べ残し、使用したティッシュペーパーなどのごみは、ウエットマーケットや歩道より、ホーカーセンターでよく目に付く。
 
 公衆衛生審議会のドシルバ委員長は「清掃人が食後、片づけてくれるというのを当たり前に思うようになってしまったのが問題」と指摘。住民一人一人の参加が公共の場を清潔に保つために必要だと述べた。

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