天然ゴム生産量、1月は36％増の7.5万トン

 
　マレーシア統計局は12日、2019年1月の天然ゴム生産量が前月比と前年同月比ともに35.6％増の7万4638トンだったと発表した。ラテックス濃縮物の平均価格は、1キログラム当たり3.9329リンギ（約27円）で前月から4.3％上昇。自動車タイヤなどに使われるマレーシア標準品質の天然ゴム「SMR20」は、1キロ当たり5.4848リンギで5.8％上昇した。
 
　天然ゴムの輸出は前月比3.3％増（前年同月比6.1％増）の4万9797トン。輸出先は中国が39.4％を占めた。ほかドイツが16.3％、イランが5.9％、フィンランド4.9％、米国4.5％など。国内消費は前月比3.9％増（前年同月比1.8％減）の4万3452トンで、うち74.5％はゴム手袋向けだった。天然ゴムの在庫は19万9070トンで、前月から14.4％増加し、前年同月からは22.4％減少した。
 
　なお昨年12月の天然ゴム生産量は5万5000トンで、マレーシアは世界5位。1位はタイで37万7000トン。次いでインドネシア（27万600トン）、ベトナム（10万トン）、インド（6万8000トン）の順となっている。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）