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経済

2019年3月13日

ペトロナスのペンゲラン石化施設、4月に出荷開始へ

 
 国営石油ペトロナスは4月、ジョホール州で推進するペンゲラン総合石油コンプレックス(PIPC)から石油製品の出荷を開始する。サウジアラムコと共同で総額270億米ドルを投じる巨大プロジェクトで、現在は製油所の試運転を行っている段階。今年10月にフル稼働させる計画としている。ザ・スター・オンラインが13日付で伝えた。
 
 同コンプレックスの原油処理能力は日量30万バレル。フル稼働により、ペトロナスの原油処理能力は同70万バレルとなる。また石油化学工場を今年3月末に稼働する予定で、ペトロナスの石化製品の年産能力は1270万トンから1460万トンに増加する。
 
 ペトロナスの副社長で下流部門の最高責任者であるアリフ・マフマド氏は、PIPCが稼働することで、国内ガソリン市場の需給が均衡するとコメント。またマレーシアが軽油を輸出できるようになるとしている。
 
 PIPCでは生産品目を増やしていく予定。国際海事機関(IMO)が2020年から船舶への使用を義務づける低硫黄燃料についても生産を検討するとしている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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