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建設

2018年7月9日

シンガポール、建物表面の検査にドローン、H3ダイナミクスが開発

シンガポール建設業管理局(BCA)は来年から、建物表面の検査を所有者に義務付ける措置を導入する。従来の、屋上から吊るしたゴンドラに技術者が乗り込み検査する方法だと数週間かかるが、画期的検査方法が利用可能になる見通しだ。

 

法定機関のジュロン・タウン公社(JTC)がH3ダイナミクス子会社のH3ズーム・ドットAIと共同で開発したドローン(無人飛行物体)による検査システムがそれだ。JTCは2016年、革新的なビル表面検査方法を公募し、応募者からH3ダイナミクスを選んだ。

 

同システムでは、より短い期間で、安全かつ低料金での検査が可能だ。建物表面のドローンを利用した本格検査は世界でもおそらく初めて。

 

ドローンにはカメラを搭載し、数千枚の画像をクラウドにアップロードしスキャンする。高さ128メートルの32階建てJTCサミットを含む複数のJTCビルで試験運用を行った。

 

シンガポールでは高層住宅からの表面部品の落下、可燃性外装仕上げ材の使用の2件の出来事があり、BCAは7年ごとの検査を義務付ける措置を決めた。

 

ただH3のシステムでは、コンクリート表面のひび、塗装のはげ落ち、水による染みは探知できるが、ガラス、アルミの表面には対応できず、錆び、腐食も判断できない。

 

しかし機械学習機能があるため、検査回数を積み上げていけばさらに能力は増すことができるという。

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