仕事は人なり……人とのネットワークが仕事を支える

弊社は、シンガポール島内におけるG-shock/電卓/デジカメ/楽器の販売を行って参りましたが、昨年度よりASEAN周辺国への事業拡大を開始し、その拠点として精力的に現地スタッフの採用も行っております。

私ごとながら、海外赴任はシンガポールで3回目、駐在生活13年になります。海外で仕事を進める上で、「人とのネットワーク」は特に大切なものだと考えています。拙い経験ですが、今回は私が常日頃大切にしている3つの信頼関係について、この場をお借りしてご説明したいと思います。

本部スタッフとの信頼関係

海外拠点にだけ目を向けていては、ビジネスも人間関係も限界があります。海外ではつい現地の業務に忙殺されがちですが、日本サイドへも積極的に情報を発信してコミュニケーションを取れば、必ず力強い味方になってくれるはずです。

現地スタッフとの信頼関係

日本人だからこそできる仕事は何かを突き詰めると、本社サイドとの間にたって、彼ら特有の回りくどい思考体系を

、ローカルスタッフがわかりやすいシンプルなロジックに置き換える事ではないでしょうか？なおかつローカルスタッフの活躍を本部で理解してもらう事ができれば、お互いの信頼度はアップです。

外部ビジネスパートナーとの信頼関係

お客様であれビジネスパートナーであれ、外部の優秀な人材をいかに取り込むかが鍵です。つい日本人的な視野で人材を判断しがちですが、相手の長所を積極的に引き出す姿勢があってはじめて協力的な関係が構築できると考えます。

上記を実現するためには、英語力/IT力/経済・経営知識力が必要です。当地でアジアの優秀な頭脳と仕事をしていくためには、ストレーツ・タイムズ、トゥデイ、チャンネルニュースアジア等の地元メディアに日頃から目を通し、会話力だけでなく話題力も鍛えておく事が大切です。また、アジアの高速インフラで効率よく仕事を進めていくためにも、スマホとクラウドを使いこなす事は重要ですし、ビジネスの基礎知識として、経済・経営知識の収集も必要でしょう。

そうは言っても、なかなか思うとおりに進まないのが仕事です。どんなに上手くいかない時でもネガティブに諦めるのではなく、上記3つの能力と結果を強く信じて前向きに進めていく事が、よりよい結果を生むように思います。当地ではよく風水が活用されているようですが、ビジネスにも流れやフローというものがあると感じますので、これらをいかにスムーズにするか、流れに乗れるか見極める力を、私自身も日々鍛えたいと思います。