2026年10月14日
高級バッグにワインの染み、台湾の女性経営者と飲食店が賠償巡り対立
台湾の女性経営者が高級レストランで食事中、所有するエルメスのバッグにワインが付着したとして、店舗側と損害賠償を巡るトラブルになっている。飲食店側は約3万7,000Sドルの賠償を要求されたと主張する一方、女性はこれを否定しており、双方の見解が対立している。
化粧品・健康食品卸売会社の最高経営責任者(CEO)でインフルエンサーのアンニ・ミャオ氏は、今年5月に台湾の高級レストラン「Ushigoro S Taiwan」を訪れた際、従業員が誤ってワインをこぼし、白いクロコダイル革製のエルメス「Kelly To Go」に2~3滴が付着したと主張した。
同氏によると、店長は当時、店舗側が全面的に責任を負うと説明したため、約4万台湾ドル(約1,605Sドル)の飲食代を支払い、その場では問題にしなかったという。
その後、購入元のエルメスに修理を依頼したところ、バッグをフランスへ送る必要があり、染みを完全に除去することはできないと説明された。
ミャオ氏は数ヵ月にわたり店舗側と補償について協議したものの、具体的な進展がなく、10月になっても十分な対応が得られなかったとして、法的措置を検討する意向を示した。
これに対し、レストランを運営する富錦樹餐飲集団は声明を発表。女性が染みを従業員に伝えたのは会計時であり、当初は女性が席を離れていた間にワインがこぼれたと説明していたと主張した。しかし、店内の防犯カメラ映像では、その説明を裏付ける状況は確認できなかったという。
同社は、従業員による謝罪や対応の申し出は善意によるものであり、店舗側の責任を認めたものではないと説明。女性からバッグ代などとして93万台湾ドル(約3万7,294Sドル)の賠償を求められたと主張したが、損傷の原因を特定できないとして補償を拒否した。
一方、ミャオ氏は賠償金を要求したとの説明を否定し、店舗側とのやり取りを示す画像をSNSで公開した。
飲食店側も法的助言を求めているとしており、現時点で双方の主張は食い違ったままである。


