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政治

2026年9月24日

ウォン首相「安全への油断は禁物」 SGSecure発足10周年

 シンガポールのローレンス・ウォン首相は9月23日、テロ対策の国家運動「SGSecure」の発足10周年を記念するイベントで演説し、長年にわたり平和と安全が保たれているからこそ、国民が警戒心を緩めてはならないと呼びかけた。
 
 ウォン首相は、公共の場所に置き去りにされた荷物を見ても「誰かが対応するだろう」と考えたり、友人や家族がインターネット上の過激思想に傾倒している兆候に気付いても見過ごしたりするケースを例示。異変を感じた際には、過剰反応を恐れず適切に行動することが重要だと強調した。
 
 シンガポールではこれまで、治安当局が過激化した人物や攻撃計画を事前に察知し、事件を未然に防いできた。しかしウォン首相は、いかなる治安システムも完全な安全を保証することはできないと指摘。特にオンラインを通じた自己過激化や、単独犯による攻撃への警戒が引き続き必要だとした。
 
 2016年に始まったSGSecureは、市民の警戒、団結、危機への備えを強化する国家的な取り組みである。今後は学校や職場、地域社会での活動をさらに拡大し、危険の兆候を早期に察知して適切に対応できる人材の育成を進める。
 
 政府は、安全な社会を当然のものと考えるのではなく、市民一人ひとりが日頃から周囲に注意を払い、異変を感じた場合には行動を起こすことが、シンガポールの安全を守る上で重要だとしている。

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