2026年9月7日
シンガポールでインフルエンザ増加 陽性率24%から36.6%へ急上昇
シンガポールでインフルエンザ感染が増加している。感染症庁(CDA)によると、市中のインフルエンザ様症状患者から採取した検体の陽性率は、8月16~22日の週に36.6%となり、前週の24%から12.6ポイント上昇した。
ただし、CDAは現時点で感染症状が通常より重症化している兆候はないと説明している。陽性率も2025年1月に記録した43.9%のピークを下回っており、状況を引き続き監視するとしている。
今回の増加を受け、市民の間でも予防への関心が高まっている。専門家は、インフルエンザは年間を通じて感染する可能性があるものの、シンガポールでは一般的に年2回、5~7月と12~翌年2月ごろに感染が増える傾向があると指摘している。
CDAは、発熱やせき、喉の痛みなど軽い呼吸器症状がある場合は、回復するまで自宅で休むよう呼び掛けている。やむを得ず外出する場合はマスクを着用し、高齢者など重症化リスクの高い人との接触を避けることを推奨している。
また、高齢者、幼い子ども、妊婦、慢性疾患を持つ人など重症化リスクが高い層には、少なくとも年1回のインフルエンザワクチン接種を推奨。手洗いや咳エチケットなど基本的な感染対策も重要としている。
CDAは今回の増加について、通常以上の重症化を示す状況ではないとしており、冷静に基本的な予防策を続けることが求められている。

