2026年9月7日
シンガポールでヘイズ悪化 PSI「不健康」水準、2023年以来
シンガポールで越境ヘイズによる大気汚染が悪化している。国家環境庁(NEA)によると、9月4日午前7時、中央部の24時間PSI(大気汚染指数)が101に達し、「Unhealthy(不健康)」の水準に入った。ヘイズによってシンガポールのPSIが不健康水準となるのは2023年10月以来である。
大気汚染はその後も悪化し、4日午後7時には中央部のPSIが116、午後10時には122まで上昇した。東部でも同日夜に100を超え、西部でも5日未明に102を記録するなど、複数地域で一時「不健康」水準となった。5日夕方には西部や東部で改善がみられたものの、中央部では午後6時時点で104と引き続き不健康水準にあった。
NEAによると、スマトラ島南部・中部やカリマンタン各地で発生している火災の煙が、南寄りの風によってシンガポール方面へ流れ込んでいる。周辺地域では乾燥した天候が続くと予想されており、火災と現在の風向きが続けば、シンガポールが引き続き越境ヘイズの影響を受ける可能性がある。
PSIが101~200の「不健康」水準では、健康な人も長時間または激しい屋外活動を減らすことが推奨される。高齢者、妊婦、子どもはこうした活動を最小限にし、慢性的な肺・心臓疾患がある人は避けることが推奨されている。
政府は状況悪化に備えた対応も進めており、PSIが200を超える「Very Unhealthy(非常に不健康)」水準となった場合には、国内のコミュニティーセンターや一部の住民委員会(RC)センターにある冷房設備付きの部屋を住民向けに開放する準備を整えている。
NEAはヘイズ発生期間中、翌日の24時間PSI予報を毎夕公表するとしており、屋外活動を予定する際には最新の大気質情報を確認するよう呼び掛けている。


